This so adorable...

日々起きること。

誰しも未消化の思い出を持ち合わせているものだ。だけれども、もし自分を許すことができたらその思い出の消化ははじまるものかもしれない。

私には、仲直りをしたい人がいます。

 

HNがルルさんとチカさんというビアンのお2人です。

私が当時アメーバブログをしていたころに、そのブログで知り合ったカップルブログをされていた方々です。

私はルルさんとブログ内で交流がありましたが、1記事に複数のコメントを交換するなど、結構な頻度で交流をしていました。

そして進展し直接メールの交換も始めたのですが、ルルさんの恋人であるチカさんから、

「ルルとは関係を絶ってください」

とのメッセージが、ブログを通してある日私に届いたのです。

 

私はルルさんのことを尊敬していました。素敵な人だと、思っていました。

会話の文面には、この感情が大きく現れていた事でしょう。

だけれどもこの感情が、恋人であるチカさんには、良く思われなかったのです。

ルルさんの私に対する思いは、どんなものだったのかわかりませんが、

徐々に「恋人が気にしているから」と彼女からのメールが減り、

ブログに書かれる内容にも、彼女の性生活が具体的に書かれるなどの変化がでてきて。

好きな人の、親しい人の性生活ほど、具体的に想像がつくほど深く知ってしまうと気分がよくないものはないと思っています。

それで、私はブログを読んでいるのが辛くなり、私は自然とルルさんと交流をもたなくなったのでした。

 

しかし数年後に、ツイッターでルルさんと再会してしまって。

すると、また勢いよく私たちは交流がはじまりました。

だけど、そのことに気付いた恋人さんから、再度私は忠告を受けました。

 

恋人さんは心配したのでしょう。

でも、2人は社会的地位が高く、顧客個室で商品を選ぶ身分で。

私なんかとは住む世界が違う人間で。

それなのに、平民の私が、2人の関係に入り込めるわけがないのです。

何をいったい恋人さんは心配だったのかわかりませんが、

私はその間に挟まれた状態に、はっきりとルルさんとの関係を絶った方がいいと思いました。

 

そして私は、大々的に彼女の仕事を否定し、彼女が大好きだったディズニーと宝塚についても否定したのです。

結果、彼女を大きく傷つけたことでしょう。

本物の音は無いのでしょうけれども、

私にはあの時、関係が崩れる音が聞こえた気がしました。

それだけ自分の行動が罪悪感で、とても悲しかったのです。

 

全て、私の中では夢のような出来事でした。

 

会ったこともない、存在するのかもわからない人を尊敬し、

メッセージを交換したこともない人から、自分の気持ちに釘を刺されるわけです。

 

どう表現したらいいのかわかりませんが、

一人の人間の中で大きな感情が勝手に沸いて、消えて、これを繰り返す感じとでも言うのでしょうか。

この思いを、向ける場所が外にはどこにもないのです。

私一人で戦っていて、一人で負けて。私の力では、どうしようもなかったのです。

 

「私」という人間はしないであろう行動を取って、

彼女に「Feelはそんな人間だったんだ」と思われているだろう事を挽回したかったし、私はもっと現実的な友好関係を模索すべきだったのだろうとも思うのです。

 

でも、これは6年が経った今だからこそ、思うことです。

もしかしたら、全て夢かもしれません。

私一人が生み出した、一人芝居の妄想かもしれません。

でも例え夢でも、最後まで謝ることができなかった結果、今ではものすごく未消化な感情が私の中に残ってしまいました。

 

 


そして今の私のように、リアル世界の手詰まり感を感じているときに、その出来事を思い出すのです。

リアル世界で、私は今、彼女のために許可を得たいのです。

「なんとか道を開くためにいい方法は無いのか」と悩んでいます。

また、世界情勢も気になります。

 

許可も、世界情勢も、

自分にはどうしようもない事なのですが、見ている限り、悲しくなります。

どうにもできない無力感が、悲しいのです。

 


だけど職場にいて、今日はとても救われたなと思いました。

小さな事件が発生し、ワッと急に沸いたように忙しく電話が鳴り響いたのです。

でも3時間ほどで落ち着いて、上手い決着具合に、みんな笑顔でした。

そしてこの時に、私の中にあった上記の思いは一切消えていました。

 

気分が、見事に切り替わったようでした。

 

心の奥底にある私の闇のような感情が、時々、いろいろな事象とタイミングがあった瞬間に、思い出として思い出されます。

初彼女との失恋のように長く引きずった割にはすっかり消えてしまった思いもあれば、

上記のようになかなか消えない思い出もあります。

 

不思議なものです。

 

なぜ忘れることができたり、忘れることができなかったりするのでしょうか。

そして、なぜ気持ちの切り替えができるのでしょうか。

すっかり切り替わってしまった感情では、切り替わる前の感情を思い出すことができません。

私は、一瞬にして未消化な感情を抜け出しました。

でも、「消化」、はしていないので、きっとまた同じように自分の力ではなにもできないという無力感を感じ始めたころに、

ルルさんのことやまた別のことを思い出すのでしょうけれども。

でも、ここで謝ってみようと思います。

 

ルルさん、ごめんなさい。ごめんなさい・・・あれ。

何がごめんなさいなのだろう。

傷つける言葉をなげかけ、傷つけたから。

でも、おかしいな。

 

全くすっきりしない。

なぜだろう。

 

謝りたいのではないのだろうか。

彼女を傷つけたことに謝りたいのではないだろうか。

彼女を傷つけたこと、傷つけたこと。

それは私の本意ではないのだ。

本意ではない、いや、私自身が選択して言ったのだから、私の本意なのだ。

でも、私は、あのような人を傷つけることをする人間ではないのだ。

それを伝えたかった。

あ。

私は、許してもらいたいのだ。

彼女を傷つけることをした私を、許してほしかったのだ。

何もできない自分を、私は許して欲しかった。

許されたかった。

 

だから、今日は仕事を解決できた自分に自信を感じたんだろう、だから、私は未消化の感情を抜け出すことができたのだ。

なら私は・・・自分自身を許しているのだろうか。

あの時ルルさんにとった行動を、許せているのだろうか。

いや、許せていない。

画面の先に相手が存在していようとも、存在していなくとも、私がとった行動は、良くなかったと、ずっと思っている。

だから謝りたいし、許されたい。

仕方ないで、済ませるものではないはずだ。

そっか、私は自分を許すことができていないのだ。


そう思ったら、少しルルさんのことが違う形に思えてきたのでした。

仲直りという次元ではなかったな、と。

彼女は私のことなんて、とっくに忘れているでしょう。

 

少し、霞んで。

なるほど。

 

消化がはじまったような気がする。