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Feel。感ジテイルカ?

「ちょっと、散らかっているでしょう?」 心の散らかり具合、半端ない。

ボルタンスキーの「心臓音のアーカイブ」。あれは本当に怖かった。あの部屋に入った時、自分の精神が滅入る感覚がして、見た後、ボルタンスキーと見せた恋人に対して不機嫌になった。

自分がとった、

「彼女のために職場の関係課にアポの依頼を」という行為。

今思えば、これらはすべて本当に「事」のきっかけにしかすぎなかったのだけれども。

 

 

職場のアポをとった日の夜、私は深夜0時を過ぎても眠れなかった。

いつもは23時ごろには眠くなるはずが、この夜は眠くなかった。

きっと彼女がまだ帰宅をしていないから、気にしているのだろうと、

眠りがあとから来ることを期待した。

そして電話で彼女の帰宅を確認した後、私は眠りについた。

 

しかし、突然目が覚めた。

 

時計を見ると深夜2時。

こんな時間に自分が目を覚ますなんてとても珍しい。

いったいどうしたんだろう。

そう思いつつ、体の事を考える。

眠くない、肩が凝っていて、少し腰も痛い。

右に寝返りをうち、左に寝返りをうつ、又時計を見る。深夜3時。

なぜ眠れないのか、脳に問いかける。

何を気にしているんだ、一体どうしたというんだ。

昨日何か、あったのか。嫌なことがあったのか。

あったことで衝撃だったこと、、、そういえば、職場に彼女を紹介した。

あんなにうまくいくとは想像していなかった。

まさか自分の職場からこんな話になるなんて、利益が発生するでもないし、

とても公平でいい案だ。

でももし、本当は「うまく」いかなかったら。。。

 

うまく?いかない。。。?

 

 

そう思った時、突然、自分の「ドクン」という心音が耳に響いた。

 

 

その心拍数はすぐに早くなる、

 

もし彼女が・・・私の・・・その・・知れてしまったら・・・

 

ハッと、なった。

 

思わず目を見開き、暗闇を見つめた。

彼女と、自分がつながってしまったら。

 

そう考えた時には、完全に頭が冴えてしまった。

こうなると、眠れない。

今日話をした人の顔が浮かぶ。

 

関係課の、半分以上が知り合いなのだ。

そして職場の人の顔が浮かぶ。

みんな表情がない。振り返ると、後ろで知り合いたちがこそこそ耳打ちしながら話をしている。でも私と目が合うと、にこやかな表情に変わるのだった。私が見ていないところで、みんなあくどい顔をしながらこそこそと話をし、目が合うとにっこり。彼女の経歴、私の趣味。

 

誰かが言った、「前、FEELが言っていた恋人の事と同じでは?恋人?でも同性だよね、ということは、FEELは嘘つきだったのだ!」

自分が周りを見回すたびに、人もグルグルかけまわり、グルグル、グルグル。

「FEELはなぜこんなバレバレの嘘をつくのか?嘘?・・・いや、彼女は真実を言っている。あの人は、FEEL同性愛者だ・・・」

 

私は底の見えない真っ黒の穴に落ちる感覚がした、そして急に体にバッっと力が入った。

 

・・・天井と、目があった。

全身汗だくで、咽喉がカラカラだった。

目が乾燥していて、周りが、良く見えない。

そして起きる時間を知らせる目覚ましが鳴った。

 

自分は、眠れたのだろうか。体が重い。脳が、いきり立っている。自分の神経が、興奮している。

軽い頭痛。ひどい肩こり。

自分の表情が気になって覗き込んだ鏡の中には、

ここ数年見たことのないはっきりしたクマが両目にできており、どう見ても眠れていない、疲れ切った表情の自分がいた。


「事が、私の職場に関係しないこと」

 

その自分なりの条件を無意識に破ってしまった私の代償は、想像以上の恐怖となって夜のうちに私の心に舞い降りたのだった。

 

 

 

 

 

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